ハーフバースデーとかいう謎の新興イベントが始まっていた

ハーフバースデーとかいう謎の新興イベントが始まっていた

誕生日が近づいてくるにつれて、憂鬱な気持ちになるのは大人であることの証拠でもあるが、子供にとっては誕生日は自分が主役になれる、年に一度の心躍る日でもある。親にとっても子供の成長を感じ、嬉しいやら感傷じみた気持ちになったり、特別な一日であることは間違いないだろう。

そんなお誕生日やバースデーといった週間は何十年も昔から存在していたが、最近ではどうやらハーフバースデーなる新興のイベントが頭角を現しているらしい。

ハーフバースデーとは

まずハーフバースデーとはなんぞや?? と疑問符が出ているかもしれないので、Wikipedia教授の見解を以下に記しておこう。

子供が誕生してから半年後にお祝いをするイベントとなっている。 特別に何か決まりがあるわけではないが、眠っている赤ちゃんの周りに小道具類を配置して一枚の作品に仕立てたアート写真を撮影する、いわゆる寝相アートを撮ったり、離乳食ケーキを作ったりしてお祝いをする。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) ハーフバースデー

ハーフバースデーとは生後半年の記念をお祝いするイベントのようで、アメリカやイギリスの風習を取り入れたものらしい。

ただ一つ注意してほしい!

アメリカやイギリスではハーフバースデーの意味合いが少々異なっているようだ。これもWikipedia教授の見解を以下に記しておく。

アメリカやイギリスでは長期休暇期間中に誕生日を迎える子供は、周りの友人から誕生日を祝ってもらえないということがあった。 そこで、誕生日の休暇期間でない半年前や半年後にハーフバースデーを設定することにより、友人からお祝いをしてもらえるようにしたことが始まりである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) ハーフバースデー

つまりハーフバースデーのもともとの成り立ちとは、誕生日が長期の休暇期間とかぶってしまい、友人知人と顔を合わせる機会がなくなってしまう子に対して「かわいそうだよね」「不憫だよね」という気持ちから、長期休暇とバッティングしない半年前などに、お祝いの機会をずらすために生まれたようだ。

それがどんな経緯があったのかは分からないが、なぜだか日本では生後半年のお祝いイベントとして根付いてしまった。こうした流れもどこかの企業が仕組んだ商戦のひとつなのだろうか・・?

ハーフバースデーのお祝いをどうするかと嫁から言われる

ここからは僕の実体験に基づく話も加えておこう・・

とある昼下がりの午後、嫁がハーフバースデーをどうしようかと、謎めいたことをつぶやいていた。

なぜバースデーにハーフをつける必要がある? と思いながら、とりえずスマホ片手にハーフバースデーなるものをGoogleで検索してみたところ、先に説明したような習わしのイベントであることを知った。

そういえば最近は「2分の1成人式」という10歳の誕生日をお祝いする新興イベントも話題になっている。これも成人となる20歳のハーフだ。最近はなんにでもハーフのお祝いをしがちだなと思いつつ、今年30歳の僕は、なぜ60歳の半分となるハーフ還暦を祝う風習は生まれないのだろうかと恨めしくも思った(いつかはそうしたハーフ還暦も市民権をえるのだろうか)。

兎にも角にも、ハーフバースデーという存在を知ってしまった以上は、愛娘のためにもイベントを開かなければならない。もし日本のハーフバースデーがどこかの企業の商戦の一つで始まったとしても、ここはひとつ踊らされてやろう。

ケーキとプレゼントと自宅の飾りつけ

とは言いつつも、親族をそろえて盛大にお祝いするほどでもない。準備するものは、お祝い事といえばやはりケーキ。そしてプレゼント。あとはイベントを演出するための飾りつけだ。

ケーキは洋菓子店で購入し、プレゼントとなるおもちゃはベビザラスで購入。とはいっても日ごろから娘のためのおもちゃをふんだんに買い与えているため、その中の一つをプレゼントと称したと言った方がよいかもしれない。

そしてハーフバースデーのイベントを盛り上げる飾りつけだが、壁に貼り付けるタイプの「1/2   H A P Y  B I R T H D A Y」といったシール、ファンシーな雰囲気を演出する風船、そして娘の頭にのせる王冠を用意した。

ハーフバースデー当日は娘も喜んでくれた

そしてハーフバースデー当日。この日の主役はもちろん娘だ。

まだ生後6ヶ月であるが、いつもより笑顔が多く、喜んでいるような感じであった。しっかりと自分がお祝いされているということが分かっているのだろう。

自宅を飾りつけ、まずは写真を撮る。角度やポジションを変更しながら、何枚も撮る。スマホでの撮影だけでなく、まぶたというシャッターで目にも焼き付ける。さらに忘れられない思い出として、心にも残しておく。これで思い出が風化して色あせてしまうこともないだろう。

お祝いのケーキはろうそくを何本立てるか悩んだが、結局は1本立ててみた。まだまだろうそくに灯った炎を吹き消せるわけもないのだが。そしてケーキはまだまだ娘ちゃんは食べることができないため、両親がおいしくいただきました。

プレゼントもおもちゃも喜んでくれ(たような感じで)、ハーフバースデーも大成功だった。

おわりに

ハーフバースデーなるイベントごとが一つ増えるたびに、面倒だなと思う気持ちもなくはないが、それでも娘が喜んでくれるなら無問題。1歳となる本当のバースデーには何をしてあげようか・・・ と早くも次の誕生日に思いを巡らす父親であった。